肩こりの解消に大切なのが、毎日の食事。ストレスが溜まっているからといって、脂っこいものや甘いものばかりを食べていませんか?
肩こりには大きく2種類あります。ひとつは、「筋肉疲労性」の肩こり。首や肩まわりの筋肉で、血行が悪くなることで起きています。もうひとつは、「心因性」の肩こり。ストレスや緊張感、心配などといった心の問題から起きているものです。
いずれにせよ、肩まわりの血行が悪くなっているのには変わりありません。毎日の激務で疲労や緊張が高まり、筋肉にある老廃物質が蓄積。そうして肩こりが悪化。肩こりが悪化するとストレスがたまり、ついつい脂っこいものや甘いものをたくさん食べがち。すると血行が悪くなり、ますます肩こりがひどくなる……。こんな「ネガティブループ」に入っていくのです。
ここでちょっとだけ、あなたの口に入れる食事に気をつけてみませんか。血行を改善するような食事を積極的にとると、筋肉とストレス両方の改善が見込めます。
人間の体は、口からとり入れる食事でできています。しばらくの間食事に気を配っていれば、あなたの辛い肩こりがどんどん軽くなっていくかもしれませんよ。
ではさっそく、コリコリ肩こりさんにおすすめの食材について、お話ししていきましょう。
ポイント1:血行をよくする食事をとりましょう
肩こりで重要なのは、とにかく血行を改善することです。では、どんな食事が血行を良くしてくれるのでしょうか?
例えば、
- とうふやおみそ汁などの大豆製品
- かぼちゃやブロッコリーが入った煮物
- ひじきやわかめ
- ほうれん草のおひたし
- 小魚の佃煮
- さば、いわしなどの青魚を使った主菜
このような和食中心の食事が、血液の循環を良くすると言われています。
かぼちゃやブロッコリーなどの野菜類に共通するのは、ビタミンEやビタミンB1といった、血液の状態を改善する栄養素が含まれていること。また魚類には、DHAやEPA、カリウムやマグネシウムといった筋肉の円滑なはたらきを助ける栄養素も入っています。
肩こりを改善するために、これらの食材がたくさん含まれた食事を積極的にとってみましょう。
ポイント2:ストレスで失われがちな栄養素を補給しましょう
次に大事なのが、ビタミンCやクエン酸。これらの栄養素は、ストレスがかかると急速に失われていきます。もし、「あー、この肩こりはストレスからだよなあ……」と思われたら、次のような食材をとったほうがいいかもしれません。
- みかんやレモンなどの柑橘類
- ブロッコリーやほうれん草
これらの食材には、ビタミンCがたくさん含まれています。ビタミンCはストレスで減っていきますので、積極的にとりたいところです。
また、クエン酸はレモンやお酢に含まれていますので、お酢を使った料理はおすすめです。
そのほかにも大切なのがカルシウム。現代生活はとくにカルシウムが失われがちなので、お食事の中に
- 小松菜や小魚
などを採り入れるとよいでしょう。
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